味噌は、私たちの生活に欠かせないものです。味噌汁や味噌炒め、味噌漬けなど日々たくさん消費しています。だからこそ、よいものにこだわりたいものです。こちらでは、主に長野県でつくられている信州味噌にスポットを当てます。通販でも人気の信州味噌は、どのような原材料でつくられ、どんな味なのかをご紹介します。信州味噌の歴史も併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
通販でも人気の高い信州味噌は、長野県を中心に生産されている味噌です。広く利用されていることから、一部長野県以外でも信州味噌がつくられています。
信州味噌の原材料は米麹、大豆、塩。米麹と大豆を1:1で配合し、そこに塩を加えます。できあがった味噌の色は淡色。味はさっぱりとしていながらも、旨味がしっかりとある、香り豊かな辛口です。甘口の西京味噌と材料は同じですが、その配合比率や熟成方法によって味に違いが出ます。
近年は、材料や配合は商品やメーカーにより工夫されています。特に最近は甘口の味噌も人気が高まっていることから、アレンジした信州味噌もたくさんあります。多彩な信州味噌が楽しめるようになりました。
信州味噌の主成分はタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維です。塩分の濃度は約12%であり、調理すると摂取時の塩分濃度はこれよりも低くなります。
信州味噌は、もともとは保存食でした。そのため、賞味期限は約3~6ヶ月と定まってはいますが、これを過ぎても食べられなくなるわけではありません。塩分の働きもあり、すぐに腐ってしまうことはありませんが、色や味に変化が現れます。各メーカーがこだわってつくった味でいただくなら、3ヶ月以内に食べきれる量で買うのがよいでしょう。ただし、少し賞味期限が切れたからといってすぐに捨てたりせず、様子を見て料理などに活用してください。また、塩分含有量の低い味噌は、信州味噌ほど保存がきかないので注意が必要です。
信州味噌がつくられるきっかけとなったのは鎌倉時代、臨済宗の僧・心地覚心が、宋から伝授された味噌のつくり方を布教活動とともに広めたとされています。戦国時代には、甲斐の武田信玄が塩を備蓄する手段として味噌づくりをすすめました。気候が向いていたこともあり、信州に味噌づくりが広まったのです。
やがて信州味噌は、東京に出荷されるようになります。1923年に起こった関東大震災で、東京は大きな打撃を受けました。このとき、救援物資として送られた信州味噌が人々に気に入られ、全国に広がるきっかけとなったのです。また、この頃は製糸業が盛んで、大勢の労働者を養うために自家製の味噌がよくつくられていました。昭和に入り製糸業が衰退すると、製糸業から味噌づくりに転業する企業が増加します。大勢の行員のため、大量の味噌をつくっていた企業にとって、味噌づくりへの転業は難しくはなかったのです。
1950年、信州味噌の品質確保のために条例がつくられ、定期的に品質の検査が行われるようになりました。そして1955年、商標として信州味噌が確立。ブランド味噌としての地位が確固たるものになったのです。
そして現在、全国で愛されるようになった信州味噌は、全国でのシェアが全国1位の約50%となっています。信州味噌研究所という独自の研究機関を持ち、日々品質向上のための工夫が続けられているのです。
信州味噌は、基本は長野県内で製造されている味噌のことです。しかし、関東大震災などをきっかけに、そのおいしさと品質の確かさが全国へと広まりました。現在は、伝統的なレシピの信州味噌のみならず、アレンジされた多彩なものが味わえるようになっています。食卓に欠かせない味噌。毎日食べるなら、おいしくて品質がしっかりしている信州味噌がおすすめです。
長野県茅野市にある信州味噌の老舗・丸井伊藤商店では、基本の伝統的な信州味噌のほか、同じく信州名産のそばを混ぜたそば味噌、甘口、減塩タイプなど様々な工夫を凝らした信州味噌を扱っています。伝統を守ると共に、最新のニーズにも応える研究と工夫が積み重なった結果、これだけたくさんの信州味噌が楽しめるようになりました。通販も可能なのでぜひ、お気に入りを見つけてください。
会社名 | 有限会社丸井伊藤商店 |
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